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科学でつっこむにほんの歴史

「本能寺の変」6月2日に起こったのは月の満ち欠けと関係していた! 「中国大返し」そのスピードはゆっくり歩くくらいの速さ!
「3本の矢」60kgのものを持ちあげる力があれば折れちゃう! 「平将門の乱」勝敗は風向きが決めた!
などなど、みんなが知ってる日本の歴史を、科学の視点でズバッと斬った35のお話。意外な“ビックリ”がギュギュッと詰まったこれまでにない歴史本です。

と言う紹介ですが、レビューは賛否両論で、面白かった、買わない方が良いの二つにわかれています。

図書館で見かけたら借りてみようと思います。

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気候カジノ

気候変動と長期マクロ経済分析モデルの統合で、2018年 ノーベル経済学賞受賞した、ウィリアム・ノードハウス(イェール大学教授)が一般向けに書いた本です。

一般向けといっても、1970年代から温暖化問題を研究してきただけあって、非常に幅広い知識で判りやすく、かつ、専門家にも参考になる考えや、新しい情報が満載の本です。450ページの本ですが、最初に本の内容や中身についての要約があるので非常に読みやすかったです。




参考になったレビューを以下に引用します。

「気候カジノ」という題名だけ見ると訳がわかりませんが、副題の通り主に経済学的観点から地球温暖化問題の最適解を探るアプローチについてわかりやすく述べられています。

地球温暖化論争においては、人為的なCO2排出が温暖化の原因であるということはだいたい決着がついてきたようなので、今度はその温度上昇がどれくらいの経済的な損害をもたらすのか、ということに論点が移ってきているようです。この本では、気温上昇がもたらす想定被害を一つ一つ丁寧に検証しており、問題を考えうる上で有益な情報がたくさん得られます。温暖化による被害だけでなく利益(少しの温度上昇なら農業生産上昇)も検討されていますし、また、想定被害を回避するのにどれくらいのコストがかかるのかも記載されていて、定量的でバランスのよい内容になっています。

さらに、この本の面白いところは、確定的な影響だけではなく、不確実なリスクについても経済学的に議論していることでしょう(第12章、pp 178-185)。このような不確実性は地球システムの慣性によって増幅され、場合によっては破滅的な結果を招くこともありえます(だから「気候カジノ」)。なので、このリスクに対して「保険」をかけることが重要ということがよくわかります。ただ、文明生活をみんなでやめようとかそういう捨て鉢な話ではなく、リスクに対してどれくらいの保険料を払えば、豊かさと環境が両立できるか、ということが丁寧に説明されています。
私が勝手に地球温暖化による被害を交通事故に例えるなら、「何が何でも温暖化対策優先」派は交通事故に絶対巻き込まれると予想し法外な保険料でも支払うという考えでしょうし、「温暖化なんて気にしなくてもいい」派は交通事故なんて滅多におこらないんだから自動車保険に入らなくていいという考えになるでしょう。どちらも極端な考えのように思います。やはり適度な保険料というものはあるわけで、その値段を決めるのに経済学が大きな役割を果たすということがわかります。

著者自身も驚いておられましたが、いわゆる「割引率」の効果よりCO2削減の枠組みへの参加国の割合が多いことが重要というのは驚きました。だとすると、やはり温暖化対策費=保険料はみんなが納得する合理的な基準で決めなければならず、この本に記載されているような議論は重要でしょう。教条的に高い目標を掲げても、みんなを納得させられる正当性を持ってなかったら、参加する国は少なくなり(自国民を納得させられない)、実体的な効果が薄いように思われます。

私はこの著者の提唱する目標やアプローチに賛成ですが、温暖化対策としては手ぬるいと考える人もいるでしょうし、逆に、こんな対策必要がない、という意見もあるでしょう。ただ、そういった異なる意見をこの本の枠組みで経済的に議論することは非常に実りがあるものと思います。著者と意見が異なる人も是非読んでほしい一冊と思いました。

空母いぶき

日本の空軍はアジア最強はもはや幻想という記事があります。
日本の空軍力はアジア最強はもはや幻想か

そこで、20XX年、尖閣諸島沖で海上自衛隊と中国海軍が衝突!!
中国と日本の航空決戦を描く「空母いぶき」をご紹介します。



人生の極意

週刊SPAの人生相談に寄せられた悩みを、外交から宗教まで幅広い守備範囲を持つ知の巨人がズバリ答えた回答を集めたものです。
しかも、この質問者は、何を考えてるんだという質問にも、まずは、著者の考えをズバリ指摘しながらも、その後は質問者に沿った回答と、参考文献を紹介するという形式で相談に応えます。



質問:弁護士になって赤線を復活させたい。
  弁護士を目指している大学4年生の学生が、将来弁護士になったら売春防止法を撤廃し、赤線を復活させて、売春を公認とし、少女売春を禁ずるなど、健全な性産業を構築したい夢があるのでアドバイスを頂きたい。
回答:あなたは、法学部の学生ですから法律か憲法の教科書をもう一度よく読んで、三権の国家機能を良く調べること。
   弁護士は司法機能であり、売春防止法は立法機能です。弁護士は、法律を廃止したり改正することはできません。
   立法に従事したいなら国会議員を目指すべきです。
   また、司法と立法の基本的事項を理解できてないようでは絶対に司法試験には合格しません。
   弁護士になるには法科大学院に進学する必要があり、金儲けでやっているところはいくらでもあるので、司法試験に合格する望みの無い学生でも合格させるので、法科大学院に進学しても、弁護士になることは無理なので、進路変更をお勧めします。
  
   と、最初に身も蓋も無い著者の考えがあります。

   しかし、ここから、質問者に沿った回答が続きます。

   売春制度の復活を目指して国会議員になる選択肢は、マニュフェストに売春防止法の廃止を掲げることはできないし、無所属で立候補しても当選の可能性は無い。
 どうしても、健全な性産業を目指したいのなら、風俗店を経営すべきである。しかし、風俗を取り締まる警察としては、「風俗は社会的に有益、かつ、有意義な存在であると位置づけられるが、性風俗関連特殊営業は本質的にいかがわしいものである」と、考える旨、参考文献を紹介しながら説明して、風俗店を経営する場合は、逮捕されないように気を付けてくださいと締めくくっています。

呪われたパリの歴史

ローマ人の侵略から現代のテロリストによる破壊行為まで、この都市で起きた数々の政治的事件、宗教的迫害、反乱などを生き生きと描いた興味深い年代記です。
「光の都パリ」の深奥にある暗部に鋭く切りこみます。
姉妹編に、ロンドンやアメリカについての本もあります。



以下にレビューを引用します。

著者は幅広い分野で多くの著書を刊行しているノンフィクション作家である。本書は、古代から現代(2015年)に至る、パリの歴史を多くの図版を用いて説き明かしたものである。華やかな「光の都」「芸術の都」が、暴動や革命に血塗られた歴史であることが実に分かり易く解説されている。本書は、堅苦しい歴史の本ではなく、詳細な史実はさておき、パリというヨーロッパの中心に位置する大都市が経験した年代記であり、「歴史物語」として楽しく読める。

「パリ」の名前は、古代にこの地に住んでいたケルト民族のひとつ「パリシイ族」に由来するという。古代から、パリはセーヌ川の中州シテ島を中心に発展してきた。パリシイ族はローマ軍に敗れ、属州ガリアとなった。その後ゲルマニアから移動してきたフランク族が支配するようになってから今日のフランスにつながっていく。その後は王侯が支配するが、プロテスタントが生まれてからは従来の民族間だけでなく宗教間でも血なまぐさい暴動は絶えることがない。過酷な王政に反抗して1789年、革命が起きて王政は転覆され、「人権宣言」(すべての人間は生まれながらに自由で、尊厳と権利において平等)が出される。

しかしその後の歴史も決して平穏ではなく、クーデターによる王政復興や再革命が繰り返される。このような状況は第一次大戦まで続き、第二次大戦ではドイツに占領されるという屈辱を味わった。戦後もアルジェリア戦争とその終結、移民の大量流入と社会の不安定化、1968年の学生たちによる暴動、そして近年のイスラーム関連のテロの連続へと続く。

本書を読んで改めて痛感したのは、民衆の意思表示としての争いや暴動はパリの歴史に深く根付いているということだ。争いの原因は、古くは住人と侵略者、君主と臣下・民衆、カトリックとプロテスタント、そして近代では、左派と右派、国家と市民との利害相反であった。それが、現代ではイスラム系移民の不満が沸騰しテロを誘発している。また、白人の不満を吸収した極右政党も勢力を伸ばしている。まさにパリはヨーロッパ史を凝縮したかのようである。パリは多くの個性的な知識人たちも輩出している。その代表の一人であるエマニュエル・トッドの著書も、本書が叙述したパリの歴史を参考にすると、一層示唆が深まりそうである。
【目次】

第1章 古代のパリ
ルテティアの戦い / ローマの属州ガリアにおけるパリ / ローマ支配下のルテティア / ローマの衰退 / フランク族の侵入 / メロヴィング朝 / クローヴィスの軍事行動 / 盟友から敵に
◆パリシイ族 ◆パリシイ族の都 ◆フランキスカ ◆フランク王国の罪と罰

第2章 中世
885年のパリ包囲戦 / 中世のはじまり / フイリップ端麗王 / テンプル騎士団の呪い / 「パリらしさ」のきざし
◆おしよせる暴力の波 ◆王家の嫌悪感 ◆司法代官の職務 ◆モンフォコンのさらし絞首台 ◆ペストの描写

第3章 宗教戦争
戦争のはじまり / 聖バルテルミの虐殺 / 「ミニョン」たち / パリ包囲戦 / 新しいパリ
◆不良のチェッリーニ ◆カトリックによる恐怖の報復 ◆コリ二一提督の殺害 ◆アンリ3世の暗殺 ◆アンリ4世の暗殺

第4章 革命とアンシャン・レジーム
フロンドの乱 / オテル・ド・ヴイルの虐殺 / 新しい町 / パリからヴェルサイユへ / 宮廷での服装 / フランス革命 / 戦いの火ぶたが切られる / ヴェルサイユ行進 / 運命の逆転 / 王の最期 / 恐怖政治
◆奇跡小路 ◆毒殺事件 ◆フランス人権宣言 ◆ルイ16世、パリに入る ◆九月虐殺 ◆マラーの死

第5章 帝政と反乱
王政復古 / 七月革命 / 1848年革命 / 第二帝政 / パリ包囲戦 / パリ・コミューン
◆ナポレオンの戴冠 ◆カタコンベ ◆貧困の描写 ◆コレラ感染 ◆バルザック ◆包囲下のメニュー、1870年 ◆処刑法 ◆新聞記事

第6章 光と陰の都市
ベル・エポックの政治 / アナーキストの攻撃 / 分裂した首都 / 大戦 / マルヌの奇跡 / 日常生活 / パリ砲
◆混乱した印象 ◆わたしは告発する! ◆ラ・ラヴァショル ◆アパッシュの記事 ◆撤退の布告 ◆マタ・ハリ

第7章 戦争と平和
右派の反乱 / 第2次世界大戦 / 新しい町 / 迫害がはじまる / ヴェル・ディヴ大量検挙事件 / 抵抗 / パリ解放戦 / 報復の嵐 / パリのもっとも深い闇
◆アメリカの侵略 ◆『虫けらどもをひねりつぶせ』 ◆ユダヤ人に死を ◆連帯の星 ◆ダンネッカーの失敗 ◆占領下における助言

第8章 現代のパリ
パリにおける新たな蜂起 / 移民の流入 / 1968 年5月 / 新たなテロ / 戦争状態にあるパリ / 11 月13 日金曜日 / 未来へ向かって / 歴史は続く
◆君主の憲法 ◆ド・ゴール暗殺計画 ◆革命的な落書き ◆さよなら、60年代 ◆ダイアナ妃の死 ◆バタクラン劇場の内部



プロフィール

ムーミン815

Author:ムーミン815
ようこそ、ムーミンブログヘ

1960年代生まれメタボ系です。ダイエットや精神健康のために腰振り体操、整体体操、気功をやってます。ブログでは、興味のある漫画や本をとりあげています。最近は環境問題に関しても書いています。図表の採用で問題がありましたらコメントください。削除いたします。

写真は20年以上前にボーイスカウトのリーダをやっていたときのものです。今より20kg以上痩せてました。

ヤフーの知恵袋で地球温暖化のカテゴリーマスターをしています。

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